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一発を狙うアメリカの人達(重要度の考え方)(めちゃ長文、だらだら) 
2008.08.07.Thu / 15:21 
  • ずっと、腹を立てていた事があった


  • なぜに、皆、約束を守らないんだ?

    なぜ、メールの返事をしないんだ?



    アメリカに来て、2年半とちょっと、ずっと、不思議に思ってたこと

    仕事が全然、進まない。でも、まぁ、俺がやってしまえば済むこと、

    出来る限り、人に頼るのをやめて、自分でやってしまえば良い

    そうやって、ここまで来た。

    もちろん、これでは、限界があることを知っていた

    だから、皆の姿を観察して、どうやって、仕事を進めているのかを勉強してきた


  • 一つの解は、結構、早くに分かった


  • こちらが信頼され、仕事が出来る奴だと分かると、相手も手伝ってくれ出す

    これは、日本でも同じやったから、すぐに理解が出来たし、

    すぐにも結果が出だした。だから、今までやってこれた。


  • ただ、これだけでは、まだ、しっくり来ていなかった


  • これだけでは、まーだ、仕事をしない人達がいる。

    平気で、ある日までにやる!っていう仕事をすっぽかし、

    何も言ってこない。

    俺が、どうなってる?って聞くと、うーーん、その内やるよって平気で言う


    おまえ、先月末までに終わらすって言ったやんけぇ!


    って、胸座を掴みたくなる。

    でも、まぁ、えぇわって思ってた

    どうせ、困るのは、そいつ自身やし、俺は、その部分以外をやればええし。


  • 今週の火曜日に、上司と二人だけのミーティングがあった


  • その中で、聞いてみた。不思議に思っていることがあると。


    俺>前から、聞いてみたい事があったんです

    上司>うん?そんな事があったのか?何故、すぐに聞かない!

    俺>いや、俺がおかしいのか、皆がおかしいのか、分からなかったから、ずっと観察してたんです

    上司>どんな事だろう?どないでっしゃろの、こう言う時の質問は、本当に怖い(笑いながら)



    俺>なぜ、多くの人が、平気で、メールを無視し、平気で約束を破るのですか?

    上司>う・・・うん。そう、思ってるだろうなって思ってた

    俺>どういう事ですか?

    上司>おまえは、絶対に、仕事を落とさないし、絶対に、どんなメールでも返答する

    上司>そういう Feedback が皆から来ている。すごい事だ

    上司>それが、おまえの強みだし、おまえの最大の力だ


    俺>そんなの!!!最低の、ベースラインじゃないですか!!!

    俺>褒められたくもない!当たり前の話じゃないですかぁ!!!!


  • ちょっと、久しぶりに、苛立った。


  • 上司が悪いわけではない、だけど、約束を守らないことが当然のような口ぶりに。

    そして、あろうことか、約束を守ることが、Awesome だという発言に。

    俺は、そんな低次元の会社で働く為に、アメリカに来たわけではない!


    上司>ちょっと、落ち着け。あ、これ、Award


    俺>???


    上司>満場一致でお前が選ばれた。はい。

    って、言いながら、去年も見た封筒を渡された。


    俺>ありがとうございます。って、いや、そんな話をしているのではなくて・・・


  • 上司>どこから、どう説明して良いか分からないし、時間がかかるので、先に重要な事をと思って


  • 上司>おめでとう。満場一致ってのも珍しいんだぞ。

    上司>いいか、前にも言った事がある。自分が出来る事を当然だと思うな

    上司>当然ではないから、こういう Award が認められるんだ


    俺>でも、あなたや、私のごく近くの人達は、出来ている


    上司>俺?俺は、お前の上司だからな。お前の仕事は、最重要な事だ。

    上司>だから、お前の仕事の妨げになるような事は、一切しない

    上司>でも、他の人から見たら違うだろう。平気で、メールを無視するし、期限を破る

    上司>俺は、これは、一つのアメリカのカルチャーだと思う


    俺>アメリカのカルチャー?なんで、そんな国が、発展出来たのでしょう?

    俺>なぜ、この会社が利益を上げれてるのでしょう?

    俺>そういう文化の国があることを知ってます。でも、そんな国は、今だに発展途上国です。

    俺>なのに、同じ文化を持った国が、世界で一番発展している。理解できません!


    上司>うむ・・・どうなんだろうな。

    上司>一つの意見として、話をしてみると・・・こういう事じゃないかな?と思う

    上司>決して、皆、さぼっている訳ではない。重要度が変わるんだ

    上司>ある仕事をやれと言われる。最初は、その仕事をやっている

    上司>でも、ある時、少し横の仕事をやれば、もっと大きな成果があげられる事に気づく

    上司>その時、おまえならどうする?


    俺>今、自分のやっている仕事をさっさと終わらせて、そちらに移ります


    上司>そう。それが、お前。それが、俺には、出来ない。

    上司>俺は、5時に帰りたい。で、大きな成果のあげられる仕事をしたい。

    上司>で、どうするか。

    上司>今の仕事をストップして、すぐに、その仕事を始める

    上司>今の仕事をストップする事で、かかる迷惑ってのは、時に、全く顧みない

    上司>だけど、俺達は、それで良いと思ってる

    上司>博打だし、危険だけど、そういう選択を好む

    上司>そういう事が、毎日のように起きてるんだよなぁ。正直

    上司>で、どないでっしゃろのように、きちんとやる人には、とんでも無い事のように映る


    俺>はい。びっくりします。


    上司>そういう人が、日本には、多いんだろう?

    俺>少なくとも、約束は守るか、守らなければ、どこかで悪いとは思ってると思います

    上司>だから、日本の製品は、安定してるんだよ。きっと。

    上司>でも、日本からは、ハリウッドは出てこないだろう?

    上司>そして、その映画の中で、ヒーローの多くは、ルールを破ってる奴らだろう?

    上司>そういうのを、かっこいいって思ってるんだよ。

    上司>一発で、何か大きな事が出来そうな事を、まっさきにやるんだよ。

    上司>そして、それが当たる奴が出続けてこれたんだよ。

    上司>だから、今の処、世界で一番発展しているという事になってるんじゃないかな。


  • 上司>おまえは、何も間違っていない。今のまま、続ければ良い。


  • 上司>というか、変わるなよ。変な処だけ真似して、駄目になるなよ。

    上司>たまにいるからなぁ。だらだらするところだけ真似して、結局何もしない奴も・・・(笑い)

    上司>今のままであれば、俺は、そのままのお前をずっと評価し続けるから。


    上司>間違うな。俺は、このカルチャーを正しいとか良いとか言ってる訳ではない。

    上司>ただ、そういうカルチャーだと理解しないと、お前が潰れてしまう。

    上司>いいか、お前は、今のやり方を続けろ。

    上司>でも、将来の為に、頑張って、このカルチャーを理解してみろ。

    上司>少しでも、俺が今言ったことが、理解の助けになったらなと思うよ。



    すごく、理解できた。

    びっくりする程に、よーく分かる説明やった。

    この方程式、論理に当てはめると、今まで不思議だった事の幾つかが、解けた。

    まさに、目から鱗やった。

    そして、改めて、説明の上手な上司だと感心した。

    憤ってる俺を、なだめすかしながら、カルチャーという曖昧なものを分かりやすく説明する

    出来る事ではないなぁ。また、一つ勉強になった。



    長文で、だらだらとすいません。でも、将来の自分へのメモの為にも、

    どんな会話があったのか、克明に残しておきたくて。



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